記事内では、型番を見分けやすく色分けしています。
CK-KA10(1L・保温つき) / CK-ZA10(1L・湯沸かし専用)
象印の1.0L電気ケトル、保温ができるCK-KA10と湯沸かし専用のCK-ZA10。
同じ容量だからこそ、どちらを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
どちらも2024年9月1日に発売されたモデルで、新旧の違いではありません。
選ぶときの結論
- CK-KA10:約90℃で約1時間の保温ができ、条件を満たせば蒸気を出さない蒸気レス構造。時間差で温かいお湯を使いたい方や、置き場所の蒸気を抑えたい場合に向いています。
- CK-ZA10:保温機能のない湯沸かし専用で、本体のみの重さが約200g軽い設計。沸かしたお湯をその都度使い切る方や、少しでも軽い本体とシンプルなスイッチ操作を選びたい場合に向いています。
注意したい点として、CK-KA10の保温は本体を電源プレートから外すと電源が切れ、戻したあとに手動で保温キーを押す必要があります。
また、どちらの機種も壁や家具のすぐ近くを避けて置く指示があるため、周囲にゆとりを持てるかも事前に確認しておきましょう。
スペック比較表
CK-KA10とCK-ZA10の主な仕様を一覧表でまとめました。
測定条件や単位をそろえて並べていますので、選ぶ基準と合わせて確認してみてください。
| 比較項目 | CK-KA10 | CK-ZA10 |
|---|---|---|
| 保温 | 約90℃・約1時間(選択式) | 非搭載(湯沸かし専用) |
| 蒸気の扱い | 蒸気レス(条件・例外あり) | 蒸気が出る(蒸気を感知して電源オフ) |
| 満水1.0Lの湯沸かし時間 | 約5分 | 約6分 |
| 消費電力 | 1300W | 1100W |
| 空の本体質量 | 約1.1kg | 約0.9kg |
| 電源プレート込み質量 | 約1.3kg | 約1.1kg |
| 本体寸法(幅×奥行×高さ) | 約25×16×22cm | 約22.5×16×20cm |
| 電源プレート込み寸法(幅×奥行×高さ) | 約25×16×23.5cm | 約22.5×16×21.5cm |
| 操作 | 沸かすキー・保温キー | 電源スイッチを下げる |
| 湯沸かし完了の音 | メロディー・ブザー・サイレント | スイッチが上がりランプ消灯(電子報知音なし) |
| 容量 | 1.0L | 1.0L |
※満水1.0Lの湯沸かし時間は、室温23℃・水温23℃、定格消費電力での測定値です。
普段持ち上げる本体のみの重さと、電源プレートを含めた設置時の寸法・重さは異なりますので、使い勝手と置き場所の両方から見比べてみてください。
保温機能の違いと注いだあとの操作手順
保温できるのはどちら?
CK-KA10には、約90℃を約1時間キープする「1時間あったか保温」(選択式)がついています。
沸とう後に保温へ切り替えておけば、時間差で2杯目を淹れるときも沸かし直す手間がかかりません。
70℃や80℃を選んで保温できる?
保温温度は約90℃に固定されており、70℃や80℃といった好みの温度に設定する機能はありません。
煎茶などで決まった温度に合わせたい場合は、温度調節ができる別のケトルを検討するのが安心です。
なお、CK-ZA10は湯沸かし専用のため、保温機能はついていません。
注いで台に戻すだけで保温は続く?
CK-KA10の保温は、電源プレート上で通電して行います。
そのため、お湯を注ぐために本体をプレートから持ち上げると、自動で電源が切れる仕組みになっています。
注ぎ終えて台に戻しても保温は自動で再開しないため、手動で「保温」キーをもう一度押す必要があります。
また、お湯の温度が下がっていると保温キーを押しても保温できず、一度沸かす必要がある点も知っておきたいところです。

操作と沸いたあとの合図はどう違う?
操作や沸とう完了のお知らせ音にも違いがあります。
CK-KA10には「沸かす」キーと「保温」キーがあり、沸とう完了時の合図はメロディー・ブザー・サイレントの3種類から選べます。
完了音をサイレントに設定している場合でも、キーを押したときの受付音はピッと鳴る仕様です。
対するCK-ZA10は、ハンドル下部にある電源スイッチを押し下げて湯沸かしを始めます。
お湯が沸くとスイッチが上がってランプが消灯し、電子音は鳴りません。
メロディーなどの電子音はありませんが、スイッチが戻る機械の切替音まで無音とは限りません。
蒸気の出方と設置場所の注意点
CK-KA10なら、いつでも蒸気が出ない?
キッチンのラックなどに置くとき、気になるのが立ち上る蒸気です。
CK-KA10は「蒸気レス構造」を採用しており、満水時(室温23℃・水温23℃、定格消費電力)であれば本体の外に蒸気を出さない設計になっています。
ただし、本体が温かい状態で続けて沸かしたときや、少量の水で沸かしたときなどは、注ぎ口から蒸気が出る場合があります。
どんな条件でも蒸気が出ないわけではないため、連続して使う際などは蒸気の出方に気を配りたいですね。
CK-ZA10の蒸気の出方は?
これに対してCK-ZA10は、沸とう時の蒸気を感知して電源スイッチを切る仕組みのため、注ぎ口から蒸気が出ます。
蒸気が棚板や壁に直接当たらないよう、上や前が開けた場所に置く使い方が基本になります。
壁際や狭い棚の中で使える?
蒸気レスのCK-KA10であっても、取扱説明書では壁や家具の近く、他の機器へ蒸気や熱が当たる場所を避けて使うよう定められています。
蒸気が出にくいからといって狭い棚の中に収めて使うのは避け、どちらの機種も周囲に十分な空間を空けて設置しましょう。
本体の重さと設置寸法の違い
空の本体はどちらが軽い?
給水や注ぐときに持ち上げる本体(電源プレートを除く)の重さは、CK-KA10が約1.1kg、CK-ZA10が約0.9kgです。
空の状態で約200gの差があり、本体の軽さを優先するならCK-ZA10が有利になります。
1Lの水を入れたら、持つ重さは何kg?
満水まで水1.0L(約1.0kg)を入れた場合、本体と水を合わせた重さの目安はCK-KA10が約2.1kg、CK-ZA10が約1.9kgになります。
毎日の扱いやすさを考えて少しでも重さを抑えたいなら、この約200gの違いが選択の目安になります。
電源プレート込みで、どれくらいの場所が必要?
電源プレートを含めた設置時の外形寸法は、幅・奥行・高さの順でCK-KA10が約25×16×23.5cm、CK-ZA10が約22.5×16×21.5cmです。
奥行きはどちらも16cmですが、CK-KA10のほうが幅で約2.5cm、高さで約2cm大きくなります。
設置スペースの横幅や高さに限りがある場合は、あらかじめ置き場所の寸法を測っておくと安心です。
沸騰スピードと消費電力:電気代の考え方
同じ1Lなら、沸くまで何分かかる?
満水1.0Lのお湯が沸くまでの時間は、同条件(室温23℃・水温23℃、定格消費電力)でCK-KA10が約5分、CK-ZA10が約6分です。
満水で沸かす場合は、CK-KA10のほうが約1分早く沸き上がります。
なお、CK-KA10にはカップ1杯(140mL)を約60秒で沸かす数値がありますが、CK-ZA10の140mLでの沸とう時間は今回確認した資料では未確認です。
そのため、沸く早さは満水1.0Lでの約1分の差を基準に見比べるのが確実です。
1100WのCK-ZA10は電気代が安い?
電気代に関わる消費電力量は、電力と使った時間の掛け算で決まります。
1300Wで約5分のCK-KA10と、1100Wで約6分のCK-ZA10では、W数の違いだけで1回あたりの電気代の優劣は判断できません。
正確な電力量の差は今回確認した資料では未確認のため、W数よりも「1分早く沸かしたいか」「保温が必要か」を基準に選ぶのが自然です。
共通の安全設計とカルキとばし機能
ふたや水量窓、給湯ロックは共通?
保温や蒸気の構造は異なりますが、日常の扱いやすさに関わる基本構造は共通しています。
どちらも給水やお手入れの際に取り外せるふたを採用し、左右どちらからでも湯量が確認できる水量窓を備えています。
倒れたときのお湯もれを抑える給湯ロックボタンや、外側が熱くなりにくい本体二重構造も両機種に備わっています。
給湯ロックは注ぎ終えたあとに自分でボタンを押して戻す仕様です。
なお、内容器の素材やコーティングの仕様は今回確認した資料では未確認のため、気になる方は購入前に確認しておくと安心です。
カルキとばしコースを使うと何が変わる?
CK-KA10にある機能として、「カルキとばしコース」(選択式)が搭載されています。
沸とう後に約2分30秒かけてカルキをとばし、カルキを約80%除去(日本電機工業会自主基準JEMA-HD65に基づく試験)する仕組みです。
ただし、このコースを使うと通常より約2分30秒長く沸騰させるため、急いでお湯を使いたいときには向きません。
においが気になるときだけ選ぶなど、状況に合わせた使い分けが必要です。
なお、CK-ZA10にはカルキとばし専用のコースは用意されていません。
まとめ:暮らしに合わせた選び方
あなたに合う1台の選び方まとめ
- CK-KA10がおすすめ:時間差で2杯目を飲む機会が多い人、設置場所への蒸気を抑えたい人、カルキをとばす専用コースを使いたい人。
- CK-ZA10がおすすめ:沸かしたお湯をその都度使い切る人、本体のみ約0.9kgの軽さを優先したい人、スイッチを押し下げるだけのシンプルな操作を好む人。
- 買い替えを迷っている場合:現在CK-ZA10を使っていて不便がなく、保温や蒸気レスが必要でなければ、無理にCK-KA10へ買い替える必要はありません。保温や蒸気レスを追加したいときは、本体の重さや横幅が少し増える点を確認して選びましょう。
CK-KA10 ペールホワイト・本体単品
約90℃の保温と蒸気レス構造。時間差で2杯目のお湯を使う1Lモデル
約90℃で約1時間キープできる選択式の保温や蒸気を抑える構造があり、時間を置いてもう1杯淹れたいときに便利です。本体を台から外すと電源オフになるため、台に戻したあとは保温キーを押して使います。
CK-ZA10 ホワイト・本体単品
空の本体約0.9kgの軽さとスイッチ操作。沸かしてすぐ使い切る1Lモデル
保温機能を省いた湯沸かし専用で、空の本体は約0.9kgとKA10より約200g軽い設計です。電源スイッチを押し下げるだけの直感的な操作で、お湯が沸くとスイッチが自動で戻りランプが消灯します。
出典・参考資料
仕様の確認日:2026-10-16



